小説 外伝 一人の英雄のありふれたあってはならぬ一つの英雄譚───伝説の戦士、語られぬ数多の屍敷かれた戦場へ帰還す 第一話 第二話 第三話 第四話 第五話 第六話 第七話 第八話 第九話 2021.12.10 小説
外伝 外伝 一人の英雄のありふれたあってはならぬ一つの英雄譚───伝説の戦士、語られぬ数多の屍敷かれた戦場へ帰還す 第九話 「ヴァリッド・スタイルの調子はどうでしたか。どこか不具合は」 「なんとも。相も変わらずいい仕事だよ」 ヘルムを外したアルティ・マークス・ルーグはさらりと言ってのけた。仮に鎧が万全であったとしても、かなりのブランクだ。全盛期ほ... 2021.12.05 外伝小説
外伝 外伝 一人の英雄のありふれたあってはならぬ一つの英雄譚───伝説の戦士、語られぬ数多の屍敷かれた戦場へ帰還す 第八話 聖十字騎士団と冒険家の亡骸が散乱する戦場に、俺は場違いな懐かしさを覚えた。 いつもこうだった。 結局、敵も味方も死んで、最後に立っていたのは俺だけ。 数多の戦場が、戦闘の結果がそうであった。 例外なんて、... 2021.12.05 外伝小説
外伝 外伝 一人の英雄のありふれたあってはならぬ一つの英雄譚───伝説の戦士、語られぬ数多の屍敷かれた戦場へ帰還す 第七話 速さ重視のタンザナイトスピーダーなら現場への急行および奇襲はわけない。軽量化とスピードアップの代償で防御力は下がるが、動きが制限される室内でもなければ問題ない。この形態にカウンターを決めてくる相手なんてアルくらいのものだ。 「頼む... 2021.12.03 外伝小説